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訪日外国人が旅行の意思決定をするタイミングは実は旅行中が多い!?

訪日外国人が旅行の意思決定をするタイミングは実は旅行中が多い!?

成長著しい訪日外国人マーケット。2020年の東京オリンピックに向けて多くの企業がマーケット戦略を画策していると思います。訪日外国人旅行者数は統計で数値としてでていますが、その日本に対するイメージであったり、日本での動向に関してはどの企業のマーケッターも実態を掴みきれていないのが現状ではないかと思います。

”爆買い”として知られている訪日中国人ですが、近年その”爆買い”が終焉してきたというニュースを各メディアで報じられています。これまでの中国人観光客のニーズがさらに多様化してきているということではありますが、今後中国人観光客をターゲットするにあたり、そのニーズを的確に分析する必要があると考えられます。

そんな中、株式会社フルスピードが2017年2月1日に訪日中国人旅行客を対象としたアンケート調査の結果をリリースしています。今回はその調査サマリーを抜粋してご紹介していきます。

<調査概要>

調査目的
訪日中国人が購買などの旅行に関する意思決定をするタイミングと場所の特定

対象国
中国人訪日旅行客

調査手法
該当アンケート

調査場所
銀座、渋谷、新宿、羽田空港

調査時期
春節

サンプル数
108ss

「買い物」ではなく「食事」や「日本の景色」に興味がある!

「買い物」ではなく「食事」や「日本の景色」に興味がある!
出典:~フルスピード訪日中国人旅行者街頭アンケート調査結果(株式会社フルスピード)

上のグラフは、訪日中国人へ、日本のなにを魅力に感じて日本旅行に来ましたか?という質問に対する回答グラフになります。青いグラフが初回訪問、赤いグラフが2回目の訪問での回答結果になります。

このグラフから見るに、初回、2回目ともに「食事」「日本の景色」が高い数値となっており、”爆買い”イメージが強い中国人観光客ですが、「買い物」を魅力に感じて旅行に来ている方はあまりいないという結果になりました。

また、2回目の訪日の観光客は1回目に比べて、さらに「食事」や「日本の景色」の数値が高くなっているは、数値が横ばいの「買い物」と比べても「食事」や「景色」への満足度や興味が高まっているのを表しているともいえます。

尚、初回で「その他」回答が18.8%と比較的高めに出ています。具体的な内容は「ディズニーランド」や「スキー場」などの回答となっています。これは初回の訪問の際には、具体的に日本旅行の目的を明確にして観光にきている人が多いことを表しているのかもしれません。

中国人観光客の40%は、その場でフラッと入る飲食店を決めている!

中国人観光客の40%は、その場でフラッと入る飲食店を決めている!
出典:~フルスピード訪日中国人旅行者街頭アンケート調査結果(株式会社フルスピード)

訪日観光客に旅行中に行く飲食店をどのタイミングで決めますか?とヒアリングした結果が上のグラフになります。この結果を見るに、旅行前に行く飲食店を決める人は全体の3割程度となっており、大半の観光客は旅行中にどこのお店に行くかを決めていました。(73.7%)

旅行中の意思決定要因

<その他回答一部抜粋>
・SNSを見る
・友人に聞く
・GoJapanで探す
・Yelp
・店内展示が綺麗
・おいしそう
・小紅書
・百度

出典:~フルスピード訪日中国人旅行者街頭アンケート調査結果(株式会社フルスピード)

またその旅行中に飲食店を決める際になんの情報を見ましたかというアンケートの結果が上の円グラフになります。この結果から、お店情報をネットで検索したり、何かしらの情報メディアを観覧する人の割合は、わずか14.7%にとどまり、64.3%の人は、「フラッと入る(43.2%)」や「看板を見て入る(21.1%)」という回答となっています。

先ほどの結果と合わせると、実に40%程度の人が、旅行中に雰囲気やお店の看板をみて飲食店を決めているということになります。飲食店経営の担当者はもしかしたらネットではなく、実店舗のマーケティングを実施する必要があるのかもしれません。

中国人観光客のショッピング意識。旅行前に計画する人は少ない!

中国人観光客のショッピング意識。旅行前に計画する人は少ない!-1
中国人観光客のショッピング意識。旅行前に計画する人は少ない!-2
出典:~フルスピード訪日中国人旅行者街頭アンケート調査結果(株式会社フルスピード)

ショッピングについても中国人観光客の動向を見ていきます。上のグラフは、日本旅行の際に、どのタイミングでショッピングするお店を決めているかというヒアリングの結果になります。旅行前にショッピングのお店を決定してる人は全体だと4割程度に留まっていいます。6割近くの人が、「旅行中」もしくは「特に決めてない」と回答しています。

また、下記のグラフは、旅行前にお店を決める際に参考にするものはなにかという質問の回答になります。これを見るに、旅行前にお店を決めている人も、具体的なお店は決めずに、場所だけを決めていることなっています。中国人観光客の70%程度は、事前にショッピングするお店を具体的に決めないで日本へ来日しているといえます。

お店は事前に決めていないファクト
出典:~フルスピード訪日中国人旅行者街頭アンケート調査結果(株式会社フルスピード)

旅行中にお店を決めるへのアプローチは認知度が重要!

旅行中にお店決めるへのアプローチは認知度が重要!
出典:~フルスピード訪日中国人旅行者街頭アンケート調査結果(株式会社フルスピード)

旅行中にショッピングのお店を決めるという人にどのように決めているかをアンケートしたところ、上のグラフのような結果となりました。

先ほどの飲食店と同様に、実際に検索や情報メディアを観覧してお店を決める人は、わずか14.1%となっており、71.8%の人は、「その場でフラッと入る(48.4%)」または「ショッピングモールを見て廻る(23.4%)」と回答しています。

フラッとお店に入る基準
出典:~フルスピード訪日中国人旅行者街頭アンケート調査結果(株式会社フルスピード)

また、フラッとお店に入る場合、なにを基準にしているかという質問をしたところ、上の円グラフの結果になりました。

「見た、聞いたことがある(53.1%)」「知名度がある(37.5%)」で9割を占めています。旅行中にお店を決める人の実に45%程度がお店の認知度や知名度を気にしているという結果になりました。ご担当者の皆さんの所感はいかがでしょうか。

中国人観光客の動向を活用しよう!

中国人の”爆買い”のトレンドが終焉したと言われている今、新たなるニーズを分析していく必要があります。様々な調査手法はありますが、今回のような調査の場合、街頭アンケートとの相性は良いと思います。今後のインバウンドビジネス拡大に向けて、訪日外国人の生の声をいかに収集するかは、1つの課題であると思います。

2020年に向けて日本全体でインバウンド事業を推進していけたらと良いですね。

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