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2016年の訪日外国人観光客の約15%がAirbnb(民泊)を利用、今後も拡大の兆し

2016年の訪日外国人観光客の約15%がAirbnb(民泊)を利用、今後も拡大の兆し

2016年は訪日外国人観光客が2400万人に上るなど、大きく伸びたことで話題になりました。今やインバウンド市場は、日本経済にとって欠かすことができないほどの規模にまでなってきました。

また2016年に大きく話題になったもののひとつに、Airbnbなどをはじめとする民泊があげられます。許認可問題などが大きな話題になりましたが、今後宿泊市場では日本を含めて世界的にこの民泊文化が伸びて行くことは必至でしょう。

そして、2017年4月に、民泊サイトとしては最大手でもあるAirbnbがホスト/ゲスト調査を行ったレポートを公表しました。
今回はそのレポート内容について、詳しくご紹介していきたいと思います。

訪日外国人観光客のうちAirbnb利用者が15%に昇った

Airbnbのレポートによると、2015年に同社サービスを利用した訪日外国人観光客数は137万人でしたが、2016年には370万人と2.7倍の大きな成長を記録しました。2015年に比べて2016年は訪日外国人観光客数全体は1.2倍の成長でしたので、日本旅行における民泊市場のシェアが大きく高まってきていることが見て取れます。

2016年のインバウンド観光客数が2400万人でしたので、なんと約15%に上る観光客の方がAirbnbを利用していたことになります。また1人あたりの平均宿泊数が3.4日だったことを考えると、大きな経済効果があったことが読み取れます。

15%という数字の大きさにも驚きですが、やはり日本に比べて海外ではもはや民泊が一般的な文化として定着しつつあるため、この比率は大きく拡大していくことが予想されます。

近年叫ばれている訪日外国人観光客の増加によるホテルの客室不足問題などの解決にも、民泊は大きく寄与していきそうですね。

Airbnbを利用した訪日外国人観光客の上位5ヶ国・地域

370万人にまでのぼった訪日外国人観光客のAirbnb利用者ですが、その内訳は下記のようになっていました。

1位 韓国
2位 中国
3位 アメリカ
4位 香港
5位 台湾

もともと訪日観光客数が多い韓国・中国がトップ2となりましたが、利用客数の3位がアメリカとなりました。香港・台湾は訪日観光客数で見たときには、アメリカの倍近い客数がいますので、民泊利用率がまだまだ低いことがわかります。

ただまだまだ民泊市場は伸び始めの段階であるため、香港・台湾市場においてもこれから大きく伸びてくる可能性は十分にあります。また逆に言えば、民泊文化がアジアに比べてより浸透しているアメリカや欧米からの観光客を取り込んでいくためには、民泊市場の拡大が不可欠という状況になっているのかもしれません。

日本国内でも民泊に対する色々な新たな動きもあり、それらを受けて2017年がどういう動向になって行くのか、とても楽しみですね。

Airbnbを利用した宿泊利用率の高い上位10都道府県

また訪日外国人観光客の方々が実際にAirbnbを利用して滞在した都道府県トップ10は下記となりました。

1位 大阪府
2位 東京都
3位 福岡県
4位 奈良県
5位 広島県
6位 沖縄県
7位 徳島県
8位 群馬県
9位 高知県
10位 栃木県

上位6位ほどまでは誰もが想像がつく日本主要都市がズラリと並びました。しかし、7位以下になると、徳島県や高知県を始めとする四国地方や、群馬県や栃木県を始めとする北関東の都市が並びました。

アジア圏を中心に訪日観光客は非常にリピート率が高いため、近年では地方を訪れる方も増えているのがこれを見てもわかります。特に四国や栃木の日光などはとても人気のエリアとなっているので、上位にランクインしてきたようですね。

最近、日本では地方自治体による訪日外国人観光客取り込みのプロモーションが積極的に行われています。直近では岩手県釜石市がAirbnbと覚書を締結するなど、海外の有力プレイヤーと協力して観光客を増やそうとする動きも活発になってきました。2020年の東京オリンピックに向けて、今後どのような都市が上位に食い込んでくるのかに注目が集まりますね。

今後の民泊 × 訪日観光客数の市場に注目です!

日本ではまだまだ法律などの問題もあり一般的にはなるまでは浸透していない民泊サービスですが、海外ではその市場は止まる勢いを知らないほど拡大しており、参入するプレイヤーも続々登場しています。

訪日外国人観光客を増やして行くためには、国内での民泊サービスの拡大が必要不可欠といっても過言ではありません。そして、日本においても東京オリンピックに向けて、今後は規制緩和などの動きが働くことが予想され、民泊市場は拡大して行くことでしょう。

今後民泊市場の拡大が訪日外国人観光客の増加にどのように寄与していくのか、その動向を楽しみに待ちましょう!

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